最小化 チャータの発動

チャータの発動

チャータを発動するためには複数の発動メカニズムがある。発動できるのは認定ユーザ(Authorized Users: AU)と呼ばれるあらかじめ発動を許可されたユーザである。現在のところ、AUはチャータのメンバー機関がある国の災害対応政府機関であり、彼ら自身の国の災害対応を支援するために、もしくは彼らが災害救助活動で協力を行う国の災害対応を支援するために発動要請することができる。

発足以来、チャータはユーザの数を増加させることに努力してきた。UNITAR/UNOSAT及びUNOOSAとの協力により、UN関連の援助機関がある国を支援するために発動できるようになっている他、32か国の緊急対応地域ネットワークであるセンチネルアジアと協力関係を構築している。

 

ユニバーサルアクセス

過去10年以上の衛星データによる災害対応の成功実績を更に発展させるため、国際災害チャータはユーザに門戸を広げつつある。チャータのメンバー機関は、世界の災害対応に更に貢献するため、「ユニバーサルアクセス」の原則を採択した。これにより、どのような災害対応政府機関も緊急時にはチャータに発動を要請することができる。適切な申請が必要になるが、被災国が必ずしもチャータ機関になることなく、発動することができる仕組みである。

ユニバーサルアクセスはこれまでチャータに直接発動要請できなかった国の災害対応政府機関にとって利益となるものである。

登録申請手続きは「認定ユーザ(Authorized Users)」としてチャータに参加することに興味がある政府機関が対象である。災害対応のために、チャータの運用手順に沿ってチャータのアセットにアクセスし、利用する能力を有する政府機関が申請できる。申請のためのステップ及び申請のための条件は、チャータのユニバーサルアクセス・インフォメーションブローシャに記載されている。レジストレーションフォームも併せて入手可能である。

作業手順

以下の図はチャータが発動された場合の作業手順を示している。AU(図の左下)から始まり、順番にマウスを図の上に移動させることで、各ステップの概要を見ることが出来る。また、各ステップをクリックすることで、更に詳細な情報を見ることが出来る。

認定ユーザは災害時、チャータメンバーが保有する宇宙や関連地上設備を利用し、データを入手するために特定の決められた番号に電話する。

24時間対応の受付担当者が電話を受け付け、要請者の適格性、認定ユーザが送ったユーザ要請フォームが正しく記載されているかをチェックする。

受付担当者は、認定ユーザと一緒に災害の範囲や要請事項を特定し、入手可能な衛星リソースを用いたアーカイブ・新規観測計画を立案する認定ユーザ緊急オンコール担当官に情報を送付する。

データの新規観測や配布タスクは迅速に行われ、データのオーダー、ハンドリング、要請を行うプロジェクトマネージャがプロセス全体を通してユーザを支援する。

認定ユーザ(Authorized Users: AU)

Authorized User (AU)
  • チャータのサービスを要請することを許可された組織。
  • AUはチャータの連携機関とみなされる。
  • AUには緊急要請電話番号が与えられる。
  • AUはチャータ加入機関が所属する国の防災、救急、防衛もしくは安全保障機関に相当する。
 
例外的に、チャータ理事会は加入国やパートナー機関が興味を持つ特定の組織がチャータに協力すること、もしくは「協力機関」がチャータのデータを要請することを許可することができる。 go
 

受付担当者(On-Duty Operator: ODO)

On-Duty Operator (ODO)
  • 7日/週、24時間/1日対応。
  • 宇宙データ画像及び情報の要請を受信する。
  • 要請者がAUであることを確認する。
  • AUと協力して要請される情報を入手し、確認する。
  • 緊急オンコール担当官(Emergency On-Call Officer: ECO)にその情報を送付する。
  • 1時間以内にECOと連絡を取る。
 

緊急オンコール担当官(Emergency On-Call Officer: ECO)

Emergency On-Call Officer (ECO)

 

  • 7日/週、24時間/1日対応。
  • ODOから受信した情報を処理する。
  • 災害救助のためのデータ要請の妥当性を検証
  • 最も迅速に入手可能で適切な衛星を特定し、ドラフト計画を準備
  • 宇宙機関の承認を得る
  • アーカイブ/新規データ取得計画(AAP)を作成
  • 適切な宇宙機関にタスクを割り当てる。
  • 新規画像もしくはアーカイブの要請を出す。
  • 全ての関連情報をDossierとして集める。
  • Dossierをプロジェクト・マネージャ(PM)に送付する。
  • 宇宙機関に衛星の状況を通知する。

加入機関(宇宙機関)

Members (Space Agencies)
  • ECOから送付された要請に応じてデータ取得を計画する。
  • 必要があれば、データ取得競合に対処し、代替データ取得計画を提案する。
  • それぞれの衛星に対し、要請された被災地域のデータを取得するためのプログラムを行う。
  • 全ての衛星が全ての種類の災害に対して妥当なデータを取得できるというわけではない。そのため、全ての衛星が各チャータ要請に対してタスクを割り当てられるわけではない。

付加価値再販業者(Value Added Reseller: VAR)

Space Resources (Satellites)
  • データは取得された後、画像に処理される。
  • VARは被災地域の取得データを更に処理し、エンドユーザに画像を配信する。

プロジェクト・マネージャ(PM)

Project Manager (PM)
  • チャータが発動された際、PMは運営事務局により任命される。
  • 通常業務時間に対応。
  • データがエンドユーザに送られたのを確認する。
  • ユーザに送られたデータの精度を確認する。
  • PMはデータを処理する能力を有する。
  • 要請に応じて、付加価値プロダクト及び情報の配信を調整する。
  • チャータの運営事務局にレポートを提出することによりDossierを完成させる。

 

チャータを発動するためのメカニズム

ユーザ機関がチャータを発動するために、以下のようないくつかのメカニズムがある。

 

直接の発動

認定ユーザ(Authorized Users: AU)と呼ばれるあらかじめ発動を許可されたユーザが、そのユーザがいる国で起こった災害対応のためにチャータを要請できる。チャータの発動を要請できる認定されたユーザがAU(基本的に防災対応機関、政府援助機関、もしくは災害管理に責任を持つその他機関)である。

 

非メンバー国の代わりにAUを通して発動(「スポンサーAU」)

認定ユーザは彼らが災害救助活動で協力を行う国の災害対応を支援するために発動要請することができる。

 

UNユーザのためにUNを通して発動

チャータはUN関連機関を支援するためにUNOOSA(ウィーン)及びUNITAR/UNOSAT(ジュネーブ)と協力合意を締結している。UNOOSA及びUNITAR/UNOSATはUN関連のユーザに代わってチャータ発動を要請することができる。

 

センチネルアジアのパートナー(アジア防災センター:ADRC)を通してアジア太平洋ユーザのために発動

センチネルアジアは31のアジア太平洋諸国の地球観測を用いた災害対応の地域ネットワークである。

2009年以来、チャータはセンチネルアジアのユーザに代わってADRCがチャータを発動できる権利を与えている。

 

GEOと協力してチャータアクセスを改善するためのアクション

政府間地球観測作業部会(GEO)からの緊急時のチャータへのアクセス改善要請に応じ、チャータにアクセスできない主にアフリカ諸国のユーザに焦点をあてた協力関係がスタートした。アフリカ諸国のチャータへのアクセスを改善するため、チャータは2009年に正式なコンサルテーションを開始した。

 

ユニバーサルアクセス・インフォメーションブローシャ及びレジストレーションフォーム

 

緊急災害対応に対する問い合わせ

チャータに直接アクセスできない新規ユーザは以下の緊急災害対応に関する問い合わせ先に要連絡:

executivesecretariat@disasterscharter.org

 

その他一般的な問い合わせ

チャータの運用や規定に関する一般的な問い合わせ:

webmaster@disasterscharter.org

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